きっかけはワイン仲間との月一飲み会でのささいな一言だった。
「日本でもガメイを使ったワインがある」
酒の席で聞いた言葉、
にわかに信じられなかったがどうやら本当にあるらしい。
その証拠に他にもおもしろい品種があるというので、
それならばワイン会を開いてもらいましょうと開かれたワイン会。
物珍しさにつられて飲んだ感想をブログでまとめてみる。
第3回そんなに怪しくないワイン会の概要
開催日:2024年6月22日 土曜日
場 所:たかはな(甲府市丸ノ内1-8-14)
会 費:10,000円(税込)
参加数:10名
第3回そんなに怪しくないワイン会で飲んだワインたち
ワインは、日本ワインで珍しい品種、オーセロワ、ガメイ、シャスラ、マルベック、アリゴテ、リースリングなどなど。
また終売になってしまった城の平シラー、ミソノヴィンヤード ピノ•ノワール等(生産本数100本程度)の珍しいモノを選んでもらった。
ノスタルジア フリザンテ 2022 / ドゥエ プンティ ヴィンヤード
ケルナー & シャルドネの優しい泡立ちの微発泡。
柑橘やネクタリンの爽やかな果実味を感じた。
後味に苦味。
生産本数500本。
ア・エ・イグレックくらかけねつ アリゴテ 2018 / ぼんじゅーる農園
青りんご風。
ちょい酸化していたが、気になるほどでもない。
ワインの名所の由来は「鞍掛」「袮津」の2つの地区名から。
2021年創立の若いワイナリー。
生産本数186本。
ルヴィーブル2023リースリング / ドメーヌ・スリエ
最初閉じていた。梨っぽい感じ。すっきりだが、余韻は長かった。
長野らしいワイン。
ルヴィーブル(revivre)は生き返るの意味。遊休荒廃地を再生し、蘇ったリースリングを100%使用。
スリエ(sourire)とは笑顔の意味。
結想(ゆわいそう) シャスラ 2023 / グラン・ミュール
シャスラ100%。
微発泡したアクエリアスな感じ。
パンの焦げたニュアンス。ブランデーっぽさも少々。
ちょい豆を感じた。
醸造委託先はテールドシエル。
生産本数186本。
Caney Koshu Kinchairo(白) 2013 / 金井醸造場
夏っぽい感じ。するする飲める。余韻は少ない。年月たった感あり。スモークタクアンに合いそう。
新たな銘柄のために契約料を増やし、できる限り熟して生まれたワイン。
タンク熟成。
ア ウン オーセロワ 2019 / ボーペイサージュ
オレンジな感じ。微発泡。果実味は強い。
もともとは海外向け専用だった。
穂坂甲州セレクッテッド・ヴィンヤーズ 2013 / シャトーメルシャン
ここで口直し的に甲州www
果実の力強さ、安定した味わいと酸が見事に感じた。
限定6本。蔵出しバックヴィンテージ。
ピノノワール 2022 / ミソノ・ヴィンヤード
時間がたつと甘くなった。硫黄の香り。チーズとナッツと合った。
8か月樽熟成。
無補糖、無補酸、無発酵補助剤、天然酵母、無濾過な自然派ワイン。
ガメイ 2023 / リュードヴァン
香りはめっちゃガメイ。乳酸発酵の香り。ほこりっぽさあり。アルコール感は高い。
野生酵母。
この会のきっかけとなったガメイを使ったワイン。
試験栽培中のブドウからわずかながらに商品化したもの。
マルベック 2021 / 北澤ぶどう園
色は濃いが思ったよりさっぱり。プラムな感じ。後味タンニン。
10か月熟成。
遊休農地を活用して定植。
Cave hatanoにて委託醸造。
甲州 2023 / 明野ヴィンヤード
最後に参加者から提供いただいたワインを頂戴する。
最近できたワイナリー。
棚栽培された甲州を早摘。グレープフルーツ、香り高い、ほのかに蜜。
なんとなくグレイスっぽい。
第3回そんなに怪しくないワイン会でだされた食事
和食屋ということでオーソドックスな食事がだされた。
ワインの味を邪魔することなく、安心してワインと合わすことができた。
第3回そんなに怪しくないワイン会のまとめ
山梨といえば甲州、MBAと有名どこの欧州品種のイメージだった。
今回、じゃないほうの品種をメインのワイン会に参加してみて、だいぶ山梨と近隣県での栽培の印象が変わった。
初めてのお酒、初めてのお店と新しい世界を知れたことに感謝。
3回目ということだったが、不参加だった1.2回目がどんなワインが出たのかは気になつつ店を出た…。
※2024年7月現在 個人の感想