
秋が深まる中の季節に、甲府市にある山日YBS本社(山梨文化会館)で開かれた「Next Yamanashi Winery」イベントに参加した。
テーマは「新進気鋭のワイナリーを学び、味わう」。
山梨の地で新たな挑戦を続けるワイナリーたちの魅力に触れる、贅沢な時間だった。
2回開かれたが初回の様子をレポートしたい。
新進気鋭の山梨ワイナリーを学び、味わうの概要
日 時:2025年10月11日(土)
時 間:16:00〜17:20
場 所:YAMANASHI BUNKAKAIKAN 1969(山日YBS本社 2階)
参加費:4,900円(税込)10種類の試飲付き
ナビゲーター:勝沼ワイナリーマーケット新田商店について
ナビゲーターは勝沼ワイナリーマーケット新田商店の新田正明氏。
新田商店は、山梨・勝沼の地で昭和14年創業の老舗酒販店であり、地元ワイン文化の発信拠点として高い信頼を集めている。
南アルプス市にあるワイナリーの個性が光るラインナップ

イベントでは注目のワイナリー「御勅使川(みだいがわ)ワイナリー」をはじめ10種類の試飲が登場。
それぞれのブースには色とりどりのラベルをまとったボトルが並び、視覚からも楽しませてくれた。
特に印象的だったのは「おんみつ MBA」や「さくらもも」など、ユニークなネーミングと鮮やかな色合いのワイン。
テイスティングでは、果実味豊かで香り高い味わいが口いっぱいに広がり、思わず笑みがこぼれた。
テイスティングで広がる味覚の世界

テーブルには白ワインから赤ワインまで、4種類のグラスが並び、香りと味の違いをじっくりと比較。
左から甲州醸しオレンジ、シャルドネ樽発酵、リヴィエール ルージュ、ピノ・ノワール。
また他の南アルプスにある新設されたワイナリーおんみつわいんず、ドメーヌ・パスレル、ラ・パンセのワインの試飲もできた。



ワインを“学ぶ”という体験

イベントは単なる試飲にとどまらず、醸造家自ら香りの種類やワインの個性について学べるセミナー形式。
「果物」「花」「スパイス」など、香りの分類を通して、ワインの背景にあるストーリーや造り手のこだわりを感じることができた。
講師の新田氏による解説も非常に分かりやすく、初心者でも楽しめる内容。

まとめ

このイベントは、ワインを「飲む」だけでなく「知る」「感じる」体験へと昇華させてくれるものだった。
山梨・南アルプス市のワイン文化の未来を担う若きワイナリーたちの挑戦に、これからも注目していきたいと思う。
※2025年10月現在 個人の感想