GW最中の5月3日、甲府グルメ横丁内にあるワインバー「オアシス」にて「かってきままワイン会」が開かれた。
これはお店で知り合ったワイン仲間たちが、自宅に寝かしておいたスペシャルな日本ワインを放出する催しだ。急に決まったのでタイトルも「かってきままワイン会」となった。
今秋公開予定であり、日本ワインの常識を変えた実話ベースの映画「ウスケボーイズ」に登場するワイナリーのワインたち(一部それ以外も)の予習会でもある。
今回飲んだワインリスト 12種
Caney Koshu 2011
事前には知らされていなかったワイン。
早くに来た人たちのために、喉を潤して口を滑っこくするために提供された。粋な計らい!
Sogga Père et Fils Rosé Sparkling E1 2014
長野・小布施にあるワイナリー。
ワイン畑で一切化学的な農薬、肥料を一切使わない自然派ワイン。(除草剤、殺虫剤、現代殺菌剤不使用)無補糖、天然酵母での醸造。JAS有機認証取得。ネット販売不可(※2018年4月現在)
伝統的なシャンパンと同じ製法で作られている。(瓶内2次発酵して炭酸ガスを作る製法)
品種:シャルドネ、ソービニヨン・ブラン、アリカント、メルロー
やや甘い。後味に軽いタンニン。
くらかけねつブラン アリゴテ 2017
ぼんじゅーる農園で収穫されたぶどうを原料とし、委託醸造により生産。
総生産本数348本と超少数生産のワイン。
アリゴテ品種。果実味が強く、デラウェアのよう。
Domaine Mie Ikeno Chardonnay 2016
山梨・北杜市にあるワイナリー。醸造家は池野美映氏。
シャルドネグラスは10周年記念でいただいたものを持参。
ブルゴーニュスタイルなワイン。寝かしておいたらさらに厚みが出た。
ヨーロッパ式垣根栽培。化学肥料、除草剤不使用、草生栽培、環境保全型循環農業。熟成5〜7年推奨。
ネット販売売切中(※2018年4月現在)
山梨・北杜市にあるリゾナーレ八ヶ岳内のワインショップにて試飲(有料)と購入可能。
ドメーヌミエイケノの過去記事は→こちら
バター感が強い、フレンチオークの小樽。熟成8〜10ヶ月。
Beau Paysage Chardonnnay 2014
「ワインは人が造るものではなく、土地が造るもの」という思想のもと、化学肥料や農薬などを使わず、収穫や仕込みを行い、土地の個性をあるがままに反映させたワイン造りをしている。
同じ北杜市で造られているDom.Mie Ikenoと比較してみた。
それぞれの特徴
ボーペイサージュ=柔らかい
Dom.Mie Ikeno=はっきりとパンチが効いてる。年数が経つと穏やかになると思われる。
Beau Paysage Tsugane La Montagne2013、2014、2015、2016
北杜市にあるワイナリー。栽培・醸造は岡本英史氏。
現在抽選制。なかなか当選しないワイン。
ネット販売品切中(※2018年5月現在)
手づくりのワイン。メルロー主体。
垂直飲みといって収穫年の違うワインを飲み比べる。
(垂直飲みについての記事は→こちら)
2013と2016のニュアンスが近(軽め)。2015はこってり、2014はさらにこってり。時間が経つと甘みがでる。
全体的に若草の香り。
Says Farm Merlot 2016
富山・氷見市のワイナリー。
メルロー。生産本数1,573本。無濾過。
ネット販売品切中(※2018年5月現在)
Chateau Mercian Mariko Sangiovese 2015
長野県上田市にある自社管理畑のサンジョベーゼ種。
217本限定。おそらく1樽分のみの生産。
Funky Château Sangiovese2016
長野・小県青木村にあるワイナリー。
無化学農薬栽培、自然発酵。
サンジョベーゼ85%・シラー15%、樽熟成9ヶ月。
合わせた料理
10人で12本だったので一人あたり1本以上空けた計算になる。
ワイン会としてはかなりの量だが、不思議と翌日は2日酔いにはなっていなかった。農薬を使っていないワインだからかもしれないが、単に楽しかったからなのかもしれない。
久しぶりの大掛かりなワイン会への参加。たくさん飲んで、たくさん喋ってよいリフレッシュになった。
※ワイン情報は一部webより抜粋