巷に話題になっている「副業」「複業」。
2020年になってから大企業がこぞって認め始めた。
なぜだろう?
そうしないと会社の体力が持たないからだ。
原因としては
コロナ禍でリモートが中心。
副業を認めることによるプレイヤーのスキル / マインドアップ
が考えられる。
そんな社会背景の中、一冊の本が発売された。
今後のことを考えて買っていたのだが、地元の書店「春光堂」で著者を招いての読書会のスピンオフを開くと知る。
その様子をレポートしたい。
開催概要
日 時:2020年11月29日(日)
時 間:14時00分~16時30分
場 所:甲府・春光堂サテライト
参加費:Aタイプ:書籍未購入の方 3,500円(学生2,500円)書籍代含む
Bタイプ:書籍購入済の方 2,000円(学生1,000円)書籍代除く
中村龍太氏ってどんな人?
1964年 広島県生まれ。
日本大学卒業後に1986年に日本電気入社。
1997年マイクロソフトに転職。Office365を中心に新規事業の立ち上げに従事。
2013年家族と相談し、複数の企業に同時転職。複業をスタート。
2015年にはNKアグリの提携社員として就農。
現在はサイボウズ株式会社・コラボワークス・自営農家の複業をこなす毎日。
パエリア愛好家でもある。
2016年には複業のエバンジェリストとして総理官邸で「働き方改革に関する総理と現場との意見交換会」で副業の実態を説明した。
多様な自分を生きる働き方 / 中村龍太 in 春光堂サテライトの内容
インタビュー形式で進行。
インタビューアーは井上税務会計事務所の税理士・井上文人氏。
お金視点からの質問が飛びかう。
複業ビデオ紹介
最初に複業の様子をビデオで紹介。最初に映像を見ることによって理解しやすくなった。
関連リンク(写真・テキストのみ)↓
複業によって「お金と感謝を別々にいただく生き方」が可能
「人的資本(経験)」
「社会資本(つながり)」
「金融資産(お金)」
という3つの資本・資産を組み合わせて考える「複業ポートフォリオ」の方法を紹介。
20代~50代の各世代ごとに、お薦めのポートフォリオの組み方や副業を始めるにあたっての基礎知識も記載。
「副業」ではなく「複業」
メインの仕事の補佐的な位置付けではなく、携わっている仕事全てがその人の価値観を元に絡み合っているため。
龍太氏もIT関連の仕事のノウハウを農業に活用していた。
まだまだ、事例が少ない「複業」家
この体験をまだ他に例を見ていないので「人体実験」と呼んでいた。
複業家の先駆者として、これから複業をしたい人や複業を選択したいと思っている人に、自分自身の経験による失敗や学びを、共有することをしたいという気持ちがあってこの本を書いたとのこと。
ちなみに出版話は7〜8回ボツになっているそう。
エッセンシャル出版でようやく完成に至った。
健康経済学
健康は重要だと指摘していた。
健康がいかに経済に影響を及ぼすかの指針。
健康体を維持することも重要な資産の一つと知る。
血糖値を安定させると活動が持続すると説明。
質疑応答
会の終わりに参加者から質疑応答・現在の悩みなどを共有する。
それぞれ立場や状況は違っていたが、参考になる部分もありいずれ役立てたいと思った。
まとめ
著書による説明を聞けることでより深く複業について考えることができた今回の読書会。
実はみんな、何かしらの形で複業をしている。
育児、家事、PTA、自治会活動 などなど…。
「自分にとっての幸福」を見つめ直し、ライフスタイルを組み立てなおせば世界を広がるきっかけとなるだろう。
そんな読書会だった。
おまけ
終了後、有志で集まったコロナ拡大防止対策が徹底された懇親会でいただいた山梨ワイン。大満足。
左:ヴィノ・ダ・マンリキ デラウエア2013 / 金井醸造場
右:シャルドネ 2012 / ボーペイサージュ
※2020年12月現在 個人の感想