行きたくて行きたくて行けなかった東京・下北沢「ボーナストラック」内にある発酵デパートメント。
開店から約10ヶ月後、ようやく念願が叶った。
発酵デパートメントってどんなお店?
発酵食品のアーカイブと発酵文化をリ・デザインしていく運動体としてのお店。
日本全国・世界各地の発酵調味料や漬物、酒、発酵茶などを販売しながら、それらの伝統を現代の味にアップデートした食事も楽しめる。
出かけて見てわかったことを詳細にレポートしたい。
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発酵デパートメントの展示
味噌・醤油の作り方を大型パネルで解説。
判りやすく解説されているので、パパ・ママは即座に覚えて子どもたちにドヤ顔できるチャンス。
発酵デパートメントの物販
47都道府県の発酵製品を一堂に集めた空間。
日本でもここだけじゃないだろうか…ってくらい普段使いのものからマニアックなものまで集まっている。
店内は物販と飲食の2つのエリアに分かれていた。
47都道府県から集められた発酵調味料の数々
無印良品より豊富な異次元的な品揃え。調味料から珍味、菓子まで。
発酵と鍋
冬だからか特集をしていた。
知らない調味料ばかりでカオスw
セレクトが(良い意味で)エグすぎる…。
発酵食品を彩る器の数々
酒、日本ワイン、焼酎と飲む種類に合わせた食器も販売していた。
もちろんメイドインジャパン。
ネコさまの醤油差しがかわええ。
東京都青ヶ島村で作られている焼酎「あおちゅう」
超貴重な焼酎! 存在すら知らない人も多いんじゃなかろうか。
酵母の違いから種類があって選ぶのに迷うwwww
テイクアウトできる「発酵茶寮」
6種類のお持ち帰りできる発酵茶の数々。
席が空いていれば店内でも飲用可能。
エントランス付近の冷蔵庫
適度な温度管理によって品質を安定させて提供されている。
ビールからヨーグルトまでよりどりみどり。
発酵 × 本
発酵に関する書籍棚。相当な所蔵数。
実際に手にとって調べられるので、ネット通販や大型書店より充実度が高い。
発酵デパートメントの飲食
席数はそれほど多くはないが、和室を合わせて20席程度。
手書きのメニュー表
しっかり描き込んであってシズル感満載。
発酵ドリンクの冷蔵庫
山梨ワインをはじめ日本全国の日本酒がしずかに冷蔵中。
産地でしか飲めないお酒がけっこう揃っているので飲むべし。
「発酵精進ランチコース(2,500円 税込 ベジ料理・グルテンフリー)」は事前予約が必要。
一品料理は予約なしでもたべることができる。(かなり混むので予約推奨)
予約はしていかなかったので、通常メニューを2品頼んだ。
南雲米麺(ミーセン)
今回食べたのは中国西南部からミャンマーにかけての山間地で食べられる米粉麺であるミーセン。
適度な頃合いでメニューは変わるとのこと。
「いしると蒸し鶏のエスニック米麺」と「チーズ味噌とかんずりのベジ坦々麺」から選べる。
今回はベジ坦々麺をセレクト。1,200円(税込)
プリプリ & モチモチなのでパスタに近い食感。
ピーナッツを混ぜていて食感に変化を与えている。
食べ応え十分!
効き調味料セットとスティック野菜
普段手に取らない希少性マックスな5種類とサラダスティックのセット。
それぞれ違ったテイスト・製法を楽しめる。
黄色の味噌: 井伊味噌 宇和島にある味噌文化
黒色の味噌: 八丁味噌 大豆のみで作られている
赤色の味噌 :味噌玉 チーズ味噌 大豆をチーズ化したしたもの 芳しい香りと酸味
ごど納豆:納豆に乳酸発酵したもの 山形県
小さい赤い物はかんずり。唐辛子と麹を混ぜたもの 新潟県
発酵ハヤシライス
南雲米麺もたのんでいたのでハーフサイズでオーダー(500円 税込)
木桶仕込みのトリイソース + らっきょうたまり漬け + 大昆布で組み合わせた中毒性の高いハヤシライス。
バタフライピートニック
微発泡していて発酵ナウな感じ。
ラベンダーのような植物の香りのするノンアルのジントニック風な飲み物だった。
かなりおいしいのでオススメ!
600円(税込)
ここで発酵デザイナー & 発酵デザインラボCEOの小倉ヒラク氏による突然のライブ説明が入る。
使われている発酵食品の説明と発酵愛をうかがった。
発酵デパートメントのまとめ
身体に刺激を与えない材料で構成に感心・関心。
これから身体に厳しい季節が続く。発酵食品を摂って健康的な生活を続けていきたいもの。
発酵に関する知りたいことがアンドロメダ級に詰まっていた。そんなお店だ。
発酵デパートメントのインフォメーション
住 所:東京都世田谷区代田2-36-15
下北沢南西口から世田谷代田駅方面に徒歩4〜5分
営業時間:物販エリア 11:30-20:00
飲食エリア 11:30-17:00(16:30ラストオーダー)
定 休 日:水曜日