山々の雪解け水が海に流れ込むようになり、少し温かさが増し、牡蠣の旬を迎えた2月下旬。甲府・フォーハーツカフェ本店で「ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~」が開かれた。
「よっちゃばる」は甲州弁で「寄り集まる」の意味。けっして酔って暴れるではないw
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ って?
このイベントはワインの産地山梨ならではの楽しみをとフォーハーツカフェが2006年から毎年2月に開催しているワインのお祭りだ。
今回の主役は「醸造家さんとワイン」と「牡蠣漁師と宮城県石巻の牡蠣」だ。
海のない山梨県産の甲州ワインと海産物の王様である牡蠣のマリアージュが楽しめる構成となっている。
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ 当日の様子
大人はもちろん、子どもも高齢者、誰でも参加自由。年の一度のイベントとあってこのイベントのために全国から集結した。
参加者は70名程度。店内に入る人数のキャパを超えていたので後半には2階の事務室が開放された。
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ の参加費
山梨県内のワイナリー各社のワイン代 + 各種牡蠣料理込みの金額で
大 人 7,000円 大 人 5,000円(ノンアルコールの方)
小学生 1,000円 中学生 2,000円 高校生 3,000円
※いずれも消費税込み
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ の参加ワイナリー
地区も品種もさまざまでさながらマイクロ「ワインツーリズムやまなし©」のよう。
フジッコワイナリー(勝沼地区)
甲州シュール・リー東渓2017 / クラノオトデラウェア2017 / 明野ルフレ2017
写真は明野ルフレ。山ぶどうを中心としたブレンドしたもの。牡蠣フライとの相性が抜群によかった。
アルプスワイン(笛吹地区)
JSWデラウェア プリムール2017 / JSWデラウェア2017 / アサンブラージュロゼ2016 / アサンブラージュルージュ2016
機山洋酒興業(塩山地区)
キザンワイン白2017 / キザンワイン赤2017 / トラディショナルブリュット泡(写真)
シャトー酒折(甲府地区)
甲州ドライ2018 / エステート&i-vinsシャルドネ2015 / デラウェア2018 / マスカットベーリーAクレーレ2017 / KisvinマスカットベーリーA2011
旭洋酒(山梨市地区)
ソレイユ甲州2017 / 千野甲州ノンバリック2017 /千野甲州2017 / ルージュクサカベンヌ2017 / トピネルージュ2017
飲み放題ではないが、相当な数のワイナリーが集まっていたため、食材とのペアリングで大分酔っ払ってしまった。大きな食卓を囲んでわいわい醸造家さんたちと交えて牡蠣を食べながら甲州ワインを飲む。提供する側も一緒になって飲む、食べるw いろんな方がよっちゃばれることが山梨の文化のひとつだ。
今回、牡蠣を用意していただいた後藤さん。朝2時から仕込みをして車に積めてはるばるやってきた。
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ で用意されたメニュー
メインの殻付き蒸しカキ
ひとり当たりだいだい7杯まで。1杯が大きいので大満足。
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むいた様子の動画
素人がやると1杯あたり数分かかるがプロがやるとやはり速い。
カキのパングラタン
ホワイトソースがけバケット。
カキのアヒージョ
バケットにつけて食べた一品。無水鍋で長時間煮込まれていたのでおいしかった。
カキフライ
ソースをかけて食べるのもありだが、他のたべかたとしてはレモンをかけない方法がある。口にほおばった牡蠣を咀嚼した後に甲州ワインを流し込む。口の中でマリアージュできてヘブンな気分。油感がさっぱりできてお勧めだ。
カキリゾット
牡蠣の味が浸みていた。汁だくなのでおいしい。
ミートペンネ
お口直し用や牡蠣が苦手な人向け。
ワインフェス2019 ~宮城県石巻の牡蠣と山梨のワイン~ のまとめ
実は昨年は開かれなかったワインフェス。2年越しの開催とあって、全員の熱量が半端なかった。3時から8時までだったが入れ替わり立ちかわりで絶えずよっちゃばれていた。
来年も開かればぜひ参加したいイベントだ。
後藤家の食卓
http://www.ishinomakikaki.com
※2019年2月現在 個人の感想