2019年に起きた数十年ぶりの長い梅雨も明け、ようやく本格的な汗ばむ季節になった令和最初の夏。
うっくつした日々を払うために暑気払いと称してイタリア料理「Lucca(ルッカ)」にて日本ワイン会が開かれた。
登場した日本ワインは12種類。日本と野菜料理の店「オアシス」の小池氏の個人的コレクションによるもの。
山梨にいながら北は北海道、南は福岡まで日本列島を俯瞰したセレクトで日本ワインの今を楽しめる構成になっている。
ルッカで開かれた12種類の日本ワイン会の概要
場 所:イタリア料理「Lucca(ルッカ)」
時 間:午後7時から10時
参加者:12人
参加費:8,000円(税込)
Luccaってどんなお店?
店内完全禁煙。店名の由来はイタリアの地名から。
2階にある店舗。手書きによるオイルパステルが目印だ。
木調をベースとした落ち着きのあるインテリア。
Luccaで飲んだ12種類の日本ワインたち
泡2種、白5種、ロゼ2種、赤3種のバラエティに富んだラインナップ。日本ワインブームも追い風となっていずれも入手が難しいものばかり。
クラフトヴィーノ / ファットリア アル フィオーレ 宮城県
ビールに見えるが中身はれっきしとした日本ワインだ。
山形のぶどうを使って宮城のワイナリーで醸造。天然酵母。デラウェア100%、コンコードっぽい。
かなりドライなので風呂上がりに飲みたい1本。
KONDOヴィンヤード ナカイ・ミュラワ2018 / 栗澤ワインズ 北海道
ミュラー品種を使った泡なので「ミュラワ」。日本ワインには洒落っ気のあるネーミングが多い。
ミントの香り。
デラウェア2017 / 齋藤ぶどう園 千葉県
醸しデラ。少しブランデー風味。
K18 bAK_RZ_99 / 共栄堂 山梨県
被災地限定販売ワイン。巨峰と甲州のロゼワイン。
peek-a-boo2018 / Aperture Farm 長野県
全く全く知らなかったので先入観なしで飲んでみた1本。抽選での販売。
シュナンブラン100%でバウとは違ったテイスト。
かなり辛口。すごく好みな味。ジントニック風味。牡蠣のオイル漬けとよく合った。
和らぎ シャルドネ2017 / たかやまワイン農園 長野県
濃い。どっしり。キノコバターと合う。
バロック・パールたち2017 / アズッカ エ アズッコ 愛知県
トリビアーノ主体、シャルドネとソーヴィニヨンブランのブレンド。
山のプティ・マンサン F.O.S 2016 / ココ・ファーム・ワイナリー 栃木県
プチマンサンを皮ごと醸したオレンジワイン。
酸と甘みがかなり強く感じた。
FJS ツヴァイ2016 / 10Rワイナリー 北海道
わりと粘性あり。出汁のよう。ガンビーくんみたいなエチケット。
黄昏時2018 / ワタリセ ファーム&ワイナリー 福岡県
納豆の香りがするが飲みやすい。
Wish Upon A Star2018 / スターダスト・ヴィンヤード 長野県
メルローとムールベルト。タンニンはほとんど感じられず。
夢の途中 Part.3 2016 / 仲村わいん工房 大阪府
先代が育てたミツオレッド100%使用。
タンニンのないカベルネソーヴィニヨンっぽい。
かなりの甘口なので締めのデザートと共に。
Luccaで食べたフードメニュー類
普段のメニューでは出ないもの。ワインに合うように若干味付けや量を工夫したそう。
オードブル。肉、魚、野菜と盛りだくさん。ヲッサンには量が多め。1人前。
チーズとトマトとキノコのバター炒め。これで4人前。
口直しのパン。汁を吸わせて食べた。
ブロッコリーとローストビーフ。赤系に合わせて。飲み残した白でも面白い。4人前。
少し濃いめのミートソース。4人前。
締めのデザートはお手製のコーヒーゼリー。
Luccaで開かれた12種類の日本ワイン会のまとめ
久しぶりの日本ワイン会。新たな発見や交流もあって有意義なワイン会となった。参加者の業種もバラバラなので話題も豊かだった。おいしく飲みながら、楽しく会話する。そしてゆっくり休んだ後にまた働く。
脇腹の肉だけでなく、知恵の肉もしっかりついたと感じた夜だった。
Luccaのインフォメーション
住 所:甲府市相生2-3-17 2F
電話番号:055-232-2822
休 日:土・日・祝
営業時間:11:30~13:30(L.O) 夜は完全予約制
[map]甲府市相生2-3-17[/map]