毎年11月3日は日本固有のブドウ品種である「甲州」と「マスカット・ベーリーA」の新酒解禁日だ。
その解禁を祝うとともに感謝を伝えるイベントが各地でささやかに行われた。
地域に住んでいるワイナリーの方々もフラッとくるので、どんな年だったのか? どんな出来に仕上がったのかリアルに聞くことができるのはワイン王国山梨ならでは。
コロナ禍、気候変動といろいろあった2021年。
そんな中で出来上がった新酒を甲府にあるワインバー「オアシス」でいくつか飲んでみたので紹介したい。
価格はそれぞれ1杯500円(税込)
※ちなみに甲州とマスカットベーリーAのみでデラウェアなど他のブドウ品種は該当しない
【甲州ワイン】新酒解禁! 山梨ヌーボーを愉しむ【2021】で飲んだワインたち
甲州2021 / くらむぼんワイン
辛口仕様だけど少し甘口に仕上げているとのこと。
和食に合うテーブルワイン。
かざま甲州 2021 / 甲斐ワイナリー
甲斐ワイナリーは2種類の新酒が登場。
辛口。口あたりは優しい。クリームコロッケに合いそう。
酸をあえて残しているとのこと。
亜硫酸塩は少し強く感じる。新酒だけどしばらくした方が味が落ち着くかも。
やや甘口。数種類の酵母を使用。早めの発酵。
飲みやすいのでファースト甲州に最適。
甲州おりがらみ2021 / 塩山洋酒醸造
やや甘めの甲州。
無濾過でにごりタイプ。
アルコール度数も若干低いので(10%)後味スッキリ。
マンマ・ミーア! 2021 / ダイヤモンド酒造
デラウェアの新酒。
亜硫酸塩無添加。自然派ワイン。
ごくごくわずかに微発泡。
オレンジ色。
山梨県限定発売 244本。
日本の新酒 山梨県産マスカットベーリーA 2021 / シャトー・メルシャン
新酒ながらもしっかりとした味わい。
新酒なのに樽を感じる。樽チップ?
甲州名物「鳥のもつ煮」がオススメ。
今回新酒ワインに合わせたフード
八ヶ岳湧水鱒(マス)プレート
八ヶ岳の清流で育てた4種類の湧水マスをつかったプレート。
オススメ調理方法で仕上げたお得なプレート。
ねっとりした味わいが特徴。
味噌漬け焼き+クリームチーズ、湧水で育てた自家製クレソン、マスのフライ、ハラスをつかったキッシュ、マリネ+柚子のジュレ。1,500円(税込)
【甲州ワイン】新酒解禁! 山梨ヌーボーを愉しむ【2021】のまとめ
2021年は気候も不安定な日々が多かったこともあり、大変な苦労があった。
気候だけでなく新型コロナやまん延防止もあり、ふんだり蹴ったりな年でもある。
そんな中粛々と自分たちの仕事に取り組んだ栽培者なワイナリー関係者には感謝を伝えたい。
おまけ
東京・アンドビールによる山梨県産(百果園)のマスカットベーリーAの皮を煮出して、かつ果汁をませだビール。
hazy IPでホップとブドウの香りがたっぷり。