盆地の風景:こうふはっこうマルシェ

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3月3日土曜日、甲府駅北口にあるよっちゃばれ広場で「こうふはっこうマルシェ」が開かれた。
開催時間は10時から午後4時。心配されていた雨の様子がなく、雲ひとつなく穏やかな春らしい陽気の中での開催となった。
参加してきたので写真を交えてレポートしたい。

到着は10時半だったがすでに大入り。

さらっとひと流しする。
会場には看板や
こうふはっこうマルシェ看板

ステージが配置。
こうふはっこうマルシェイベントブース

全国からいくつかの発酵に関する社のブースで賑わっていた。
こうふはっこうマルシェに出店していた寺田本家
自然でつくる日本酒の「寺田本家」。

こうふはっこうマルシェに出店していた寺田本家
有料だが試飲もできた。

こうふはっこうマルシェに出店していた寺田本家「醍醐のしずく」
醍醐のしずくを試飲。甘くて酸味がありまるでワインのよう。

あわせて買った日本酒「五人娘」。550円。
こうふはっこうマルシェで買った寺田本家「五人娘」

11時からD&DEPARTMENT YAMANASHIで鳥取のパン屋「タルマーリー」のパン販売があった。
イーストなど純粋培養菌は一切使用せず、野生の菌だけで発酵。
そして小麦粉の3割は岡山県産の小麦を自家製粉しているパンだ。
11時前に出向いたがすでに行列。人気の高さが伺える。
ものの数十分で完売。
空気中の酵母から作った酒粕からつくったパンが人気だ。
こうふはっこうマルシェで販売していたタルマーリーの野生酵母を使ったパン

何もつけずにほんの少しトーストして食べてみると、やはりうまい。
鳥取の山奥で営んでいる小さなパン屋だがその理由がわかる。
それぞれの味がはっきりしていてわざわざ食べに行きたい味だ。

会場に戻り、発酵食品を堪能する。
大阪「みつか坊主」による山梨の「やまご味噌」を使った味噌ラーメン(800円)。

甲府のブルワリー「アウトサイダー」のお試しセット。(1,000円)
それぞれ味が違う。右上から反時計回りで飲む。
フルーティーな味わいからチョコレート風味まで楽しめた。
こうふはっこうマルシェで出店していたアウトサイダーブルワリーのお試しセット

ワインツーリズムやまなしのブースもあった。
すでに店頭にはないキスヴィンワイナリーの「rose 2014」があって飲んでみた。安定の果実感(500円)。
こうふはっこうマルシェで出店していたキズヴィンワイナリーのロゼ2014

しばらくすると、ステージで山梨放送アナウンサーと山梨大学教授柳田先生によるワインミニトークショーが始まった。
ゲストはワインエキスパートの資格を持つ早見優さんだ。
今年でデビュー35年になるらしい。ちょうど世代なのでガン見したが、
ほ ん と う に き れ いだった。
彼女いわく、ぶどうとアルコールでつくった飲み物は全て好きなんだそう。流石。

その後、手前みそのダンスがくりひろげられた。
みその造り方をテーマにした歌だ。
子どもたちがおおよろこび。

しばらくすると
味噌職人やワイン醸造家による音楽隊が登場。
会場を楽しげにねり歩いていた。

また長野から「Book BUS by Value Books」が来店していた。
食品関係ややお子さま向けの書籍が並んでいた。
食品だけならず、こういった配慮は子持ちには嬉しい。
こうふはっこうマルシェで出店していたBOOK BUS by value booksこうふはっこうマルシェで出店していたBOOK BUS by value booksこうふはっこうマルシェで出店していたBOOK BUS by value books

ラーメンだけだとちと物足りなかったのでもう一品「もの凄いサバ」をたべる。(600円)
天然の鯖をつかって塩だけで味付けした鯖だ。
こうふはっこうマルシェで出店していたもの凄いサバこうふはっこうマルシェで出店していたもの凄いサバ

炭火焼なのでよい焼き目としっかりした味わい。
こうふはっこうマルシェで出店していたもの凄いサバ

場所を変え、午後1時からの「タルマーリー」の渡邉格氏と発酵デザイナーの小倉ヒラク氏のトークショーを聞きに会場から徒歩1分の山日YBSホールに移動。

地下のホールへ向かう途中、勝沼でワインを販売いている勝沼ワイナリーマーケット新田商店による甲州ワインセミナーが開かれていた。

渡邉格氏と小倉ヒラク氏の発酵トークショー。(2,000円)
都内だと瞬殺のイベントだが甲府だとゆるゆるなトークな感じだった。
前半は音声のトラブルがあり、近場でのトーク。(後半はきちんとマイクあり)

これだけ近いのも珍しい。
渡邉格氏と小倉ヒラク氏の発酵トークショー

話題は
タルマーリーのこと。
発酵は環境によって変わることや、終わりがないこと。
発酵からみる社会学まで多様でコアなトークショーだった。

途中、タルマーリーで醸造しているビールを飲みながら、トークを聞く。

野生酵母だけで醸す日本唯一の醸造所で造った「柚子ホワイト」(500円)
ほんのり柚子の風味。ピルスナーっぽい。
かなりすっきしりしてる。発砲も柔らかめ。

トークも終わり、終盤へ。
4時からはD&DEPARTMENT YAMANASHI内にあるフォーハーツカフェで発酵デザイナーや醸造家と語るワインバーが開かれた。超楽しそう。
さらに1杯飲んでから帰路につく。

並べられた甲州ワインの中で四恩醸造「クレマチス ロゼ 2013」をいただく。すでに生産されていないワイン! お店の倉庫からわざわざだしてもらった! 粋な計らい!
四恩醸造「クレマチス ロゼ 2013」

いろいろ駆け足で巡ったがこのベント。
1日だけでの開催であったが、正直もったいないし、今後とも是非開いて欲しいイベントと感じた。
なにより楽しいし、老若男女楽しめる。

後日談
1日だけの開催にもかかわらず10,000人以上の来場だそうだ。
人口の少ない山梨・甲府での開催でこの数字は驚異的だ。
来年以降も期待。

こうふはっこうマルシェ
http://hakkou-marche.com

発酵デザイナー 小倉ヒラク
http://hirakuogura.com

タルマーリー
https://www.talmary.com

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この記事を書いた人

tiimo

40半ばのヲッサン。
夏は40℃以上、冬は雪と風が舞う盆地での生活をつづります。
地元系グラフィックデザイナー。自称甲州ワインエヴァンジェリスト。
2018年整理収納アドバイザー1級を取得。