1916年創業の山梨・笛吹市にある屋根のプロ集団「一ノ瀬瓦工業」が運営しているカフェ「Marimo cafe & dining(笛吹市石和町)」が5周年を迎えた。それを祝って5月12日に特別企画「フリーワインパーティー」が開かれたので参加してきた。
参加条件条件 ■ 参加人数は最大20名 ■ 1申し込みにつき2名まで ■ 抽選制
なんとかクリアして参加決定。
会場到着。すでにセッティングされていて何人か来ていた。
雰囲気も可愛らしく女性向けの落ち着く空間となっている。
主催者である一ノ瀬氏から5周年にあたり感謝の気持ちが述べられた後、スパークリングワインでの乾杯。
用意されたのは一般販売されていないシャルドネスパークリング 2012だ。6年熟成。200本生産。シャンパンと同じ製法の瓶内二次発酵。
こういった計らいで一気に会場のお祝い感が満ち溢れた。
ワインに合うオードブルがずらり。
時計回りに
■スモークサーモンのタプナード
■カプレーゼ
■パルマ産プロシュート
■自家製ピクルス
■牛肉のワイン煮込み
■鴨スモークの炙り(バルサミコソース)
そして中央は、子牛のハーブローストローズマリー添え。
醸造家と相談しながらワインに合うメニューを試行錯誤した甲斐もあって、白にも赤にもあうメニューだ。
また、後半にはパンとチキンのパスタがでた。
食材と合わせながら6種類のワインを飲み比べ。
ワインの説明をする若尾氏。マルサン葡萄酒 代表取締役。
山梨・勝沼で栽培を約400年、醸造は60年の歴史がある家族的ワイナリー。
中には若尾氏ストックのスペシャルワインもいくつか登場。生産本数が少なすぎて一般には流通していないものだ。百というボトル名には100%と百姓の意味が込められている。
<右>甲州 百 2011 まろやか。
<左>甲州 百 2017 10月中旬収穫。先月瓶詰めしたばかり。
<右>ベリーA 百 2013 収穫は遅め完熟したもの。2013年はMarimoがオープンした年だ。
<左>ベリーA 百 2017 軽い。渋めはついていない。バラの香り。エレガント。
若尾果樹園 2017 800本生産。
これは生食用のぶどう20種類をブレンドしたもの。ロゼ。舌の上でいろいろな味が混ざって不思議な辛口。
ブレンドされているぶどう品種
瀬戸ジャイアンツ 24% ピオーネ 23% マスカットベリーA 9% ウルバナ 8% バイオレットキング 7% 巨峰 7% メルロー 5% ルーベルマスカット 3% 紅バラード 2% 早生甲斐路 2% ハニービーナス 1% サニールージュ 1% ハニーレッド 1% 雄宝 1% デラウェア 1% クイーンニーナ 1% 安芸クイーン 1% ブラジル 1% 翡峰 1% ビッテロビアンコ 1% (2017年版 年によってブレンドが変わる)
最後にこれまた未発売のプチベルドー2014が登場。
病気に強い品種。糖度が25%と高く、無穂糖。
アメリカンオーク樽熟成2年半。タンニンは感じられず。
パーティーも終わりに近づき嬉しいチーズケーキのデザート登場。
5周年という節目をマルサン葡萄酒の若尾氏を招いてのパーティーとなり、作り手の想いや甲州ワインの楽しみ方、Marimoで出された食を使ってワインの愉しみを感じた良き会となった。
おまけ 石和温泉駅構内の白いバラ群
Marimo cafe & diningのインフォメーション
営業時間 11:30~23:00
ランチ11:30(L.O. 13:30)
カフェ14:30~18:00
ディナー18:00~23:00(L.O. 22:30)
定休日 木曜日
電 話 055-298-6458
※2018年5月現在
笛吹市石和町松本829-3 石和温泉駅より約徒歩10分