日本ワイン:ワインツーリズムやまなし2018・秋で山梨ワインができた地域や文化を学ぶ

2008年から始まったワインツーリズムやまなし。今年で10周年・11回目の開催となる。一時期開催が危ぶまれた時期があったが、こうやって10年目を迎えた事に感銘深い。
2018年・秋は初日である11月17日しか参加できなかったが余すところなくレポートしたい。
過去のワインツーリズムについての記事は→こちら

ワインツーリズムやまなし2018・秋の受付

ワインツーリズムやまなし2018・秋のチケットとワインホルダー
事前にweb予約をしてるのでやりとりはスムーズ。参加費は2日間合わせて6,480円(税込)17・18日分の引換券とバスのチケット、試飲用のワイングラスを受け取る。今年のパスチケットは手首に巻くタイプ。運転手とのやりとりが楽になった。

塩山駅北口にある重要文化財「旧高野家屋敷」

遠山にある天草屋敷

甘草屋敷(かんぞうやしき)は、山梨県甲州市塩山上於曽(かみおぞ)にある江戸時代後期に建築された民家で、国の重要文化財に指定されている。重要文化財指定名称は旧高野家住宅。
高野家はこの地で長百姓(おさびゃくしょう)を務めた家柄で、代々「伊兵衛」を名乗り、幕末には名主として苗字帯刀が許されていた。高野家は江戸幕府に納める甘草を栽培していたことから、甘草屋敷と呼ばれている。
高野家住宅の主屋は切妻屋根の前面上部に2段の突き上げ屋根を設けた甲州民家と呼ばれる、この地方特有の建築である。江戸時代後期の建築で、蔵などの付属建物や宅地も含め、重要文化財に指定されている。

枯露柿が吊り下げられていた。ワインツーリズムやまなしはこういったワインが作られる地域文化にも触れることができるのが醍醐味だ。

ワインツーリズムやまなし2018・秋での山梨交通の巡回バス
バスに乗り込む。ワインツーリズム専用バス。ワイナリー各所に40~50分感覚で運行する。

ワインツーリズムやまなし2018・秋 機山洋酒工業

最初に訪問するワイナリーは「機山洋酒工業」。塩山・恵林寺付近にある家族経営の小さなワイナリー。

キザンワイナイリー トラディショナルブリュット
KIZAN SPARKLING  TRADITIONAL BRUT
普段試飲できないスパークリングワインが飲むことができた。甲州品種を使ったシャンパンと同じ製法である瓶内2次発酵のスパークリングワインだ。木の枝のニュアンス。

キザンワイナリー 白続けて甲州品種仕様の「KIZAN 白」。安定の甲州ワイン。

キザンワイナリー赤「KIZAN 赤」ブラッククィーン種100%使用。

ワインツーリズムやまなし2018・秋で配布されたバッジ
ポケモン感覚でコレクションできるワイナリー各所に置いてあるバッジ。


試飲グラスはひとつしかないので、廓ワイナリーにはグラス洗い水が用意されている。飲用可。

キザンワイナリー4種類試飲ができた4種類。ワインツーリズムでは味を確かめてから購入することができるので安心。

ワインツーリズムやまなし2018・秋「キスヴィンワイナリー」

この時期は醸造作業に打ち込んでいてクローズドだったが今日はオープン。今日だけしか試飲できないワインもちらほら。今年の天気は読めないことが多く、前日に収穫日が決まるなど苦労話に花が咲く。

遠山付近から見える富士山
移動途中のバスからの見えた富士山。

キスヴィンワイナリーシャルドネレゼルヴ2016
シャルドネレゼルヴ 2016
ワインツーリズム限定試飲。有料で1,500円(税込)。樽発酵。日本ワインっぽくないかんじ。


ワインボトルをそのまま使ったグラス洗いの水。

ワインツーリズムの名を冠した記念撮影パネル
来場記念の顔出しパネルは地元在住マンガ家イセダマミコ氏によるもの。

ワインツーリズムやまなし2018・秋「塩山洋酒醸造」

1957年に設立。県内ブドウ100%を使用。欧州品種は使わず、日本品種にこだわったワイナリー。日本ワインコンクールで連続受賞歴している。

塩山洋酒おりがらみ
甲州おりがらみ2018
にごりを残したタイプ。甘みが強い。デラっぽい。

塩山洋酒重川
重川2017
甲州市を流れる重川沿いにある自社畑から収穫した甲州のみで醸造。洋なしを思わせるスッキリとした辛口。

塩山洋酒 雅
甲州 雅 2017
レモン、ハーブ系の香り。以前飲んだ時は日本酒みたいだったが年々進化していてキレのある辛口。

昼食は塩山駅付近にある「平和園」にて

塩山・平和園のタンメン

昼時になり、お酒を飲んだあとだったので炭水化物が欲しくなる頃合い。地元でも評判の「平和園」へ徒歩で向かう。タンメンをオーダー。800円(税込)

あっさり味な醤油スープが胃にしみる。タイミングがよかったのか、自分たちの後には行列ができていた。

以前の平和園の記事は→こちら

ワインツーリズムやまなし2018・秋「ドメーヌ・オヤマダ」


午後、勝沼からだとタクシーがつかまらないと判断したので、塩山駅からタクシーでドメーヌ・オヤマダがあるペイザナ農事組合法人中原ワイナリーに向かう。所要時間は10分。

よく行く場所なのかタクシードライバーも迷うことなくスイスイ。

BOW! 白 2017
試飲はできたが、買いたかった「BOW!白」が昼前に売り切れてしまったとの事。残念。
フラッグシップである「洗馬」もワイナリー在庫はすでに完売。

ドメーヌポンコツのおやすみなさいロゼ
同時にドメーヌポンコツの「おやすみなさいロゼ」も試飲できた。こちらは巨峰とデラウエアのブレンド。

エリソンダンジュールのお菓子
同時販売していたエリソン・ダン・ジュールのおつまみ。良心的な価格で100~300円(税込)。


ワインを買うとついてくる柿の側にたつ醸造家。今年はスタッフ全員全身コスプレだった。www

以前のドメーヌ・オヤマダの記事は→こちら

ワインツーリズムやまなし2018・秋の笛吹エリア

勝沼ぶどう郷駅より巡回バスを利用。


巡回バスの中では添乗員がいろいろ地域のあらましとか話していた。知らないことばかりでためになる。

話しの途中だったが、白百合醸造で降り徒歩で矢作洋酒に向かう。

ワインツーリズムやまなし2018・秋「矢作洋酒」

笛吹市・矢作洋酒
古くから親しまれているワイナリー。無添加ワインを製造。

矢作洋酒での30年物の甲州と鳥塩ほうとう
ここでしか飲めない「甲州古酒 30年」を試飲。300円(税込)。ブランデーみたいな香り。コクがあって甘い。
名物メニューである「鳥塩ほうとう」と合わせた。さっぱり目な鶏肉のつくねの程よい塩加減が歩き疲れた身体に補給できた。

ほうとうは各家庭味がそれぞれ違う。酒粕をいれる家庭もあれば、かぼちゃなどの野菜系ではなく鮭をいれる家庭も。


また、ぶどうの無料サービスもあった。歩き疲れた体に糖分&塩分補給。

ワインツーリズムやまなし2018・秋の帰り道(まとめ)

しばらくボーっとしていたら、タイムアウト。次の予定にあわすために早めにワイナリーをでた。帰り道。陽に照らされたブドウ畑が目にしみる。
ふと徒歩やバスの中からみた風景。小沢健二の「ある光」のレコードジャケットがこんな感じだったのを思い出す。そこから脳内リピート再生www






この記事を書いた人

tiimo

40半ばのヲッサン。
夏は40℃以上、冬は雪と風が舞う盆地での生活をつづります。
地元系グラフィックデザイナー。自称甲州ワインエヴァンジェリスト。
2018年整理収納アドバイザー1級を取得。