日常:d SCHOOL「わかりやすいワイン」~器・グラスで変わるワインの香り・味わい~ 参加レポート

d school わかりやすいワイン
山梨の食卓には普段飲みから会食までワインが切り離せない。グラスでワインの味が違うの? 湯のみでワインってどうよ? などなど疑問がでてくる。 同じワインでもグラスでどれだけ香り・味わいが変わるのか、D&D山梨店のワークショップである「d school」で体験してみた。
※参加人数が17人と大勢だったので会場は山日YBSホール1階に変更された。

d SCHOOL「わかりやすいワイン」の概要

開催日時:2017年3月29日
開催時間:午後7時~午後9時
開催場所:山日YBS本社1階 ロビー
参加費用:3,500円(税込)
参加人数:17名

d SCHOOL「わかりやすいワイン」の流れ

最初に講師から簡単な自己紹介とワインリスト、勝沼地域における一升瓶葡萄酒愛飲運動と湯飲みワインの文化の流れを説明していただいた。

d SCHOOL「わかりやすいワイン」の講師紹介

ビストロミルプランタンの五味氏
今回の講師はシニアソムリエの資格を持つ五味丈美氏。山梨・勝沼町にある「ビストロ ミルプランタン」の店主で、フレンチの名店・銀座レカングループの総括シェフソムリエも勤めた方だ。

d SCHOOL「わかりやすいワイン」のワインリスト

ワインは3種類用意された。それぞれ特徴あるワインだ。
南野呂 2015 ルミエール
甲州シュールリー 2015 ルバイヤート
勝沼甲州樽発酵 2014 シャトレーゼ ベルフォーレワイナリー

d SCHOOL「わかりやすいワイン」の流れ

d-school わかりやすいワインの卓上
使うグラスはリーデル社のシャルドネグラス、同社オールマイティーに使えるレッドワイングラス、そして白山陶器の湯飲みが用意された。

それぞれ実際に試飲してみると舌に流れ込むワインがグラスの形状によって味が変わる事を感じたあまりお酒に強くない方への配慮として捨てカップも用意された。
また、料理への併せ方の説明をいただく。

d school わかりやすいワイン
試してみた感覚としてはシャルドネグラスはワインが甘味と塩味を感じる位置に流れ込むため、まろやかに感じられた。

真ん中のグラスはシャルドネグラスより細長いため苦みに感じる部分にダイレクトに舌に届く。シャルドネグラスより、ワインの持つ果実感が味わえた。

湯飲みの場合は口に触れる部分の形状が平べったいため、苦みがあまり感じらず。陶器は渋みや苦味を和らげる要素があった事、まだ醸造技術が発達していなかった時代に苦味・雑味を少しでも回避しようとした先人たちの知恵かも知れない。

テイスティングプレートには舌の感覚の麻痺を戻すために少々の塩、わさびが少量配膳。小腹を満たすために大月市に店舗をかまえる大月市産地粉・都留市の水をつかった「ナチュラルリズム」の自家製天然酵母を使ったパン「ロデウ」も用意された。

内容は料理へのあわせ方に移る。甘味・旨味・塩味・酸味・苦味の5つの味覚が揃うと料理の完成度が高くなるとの事。酸味の部分をワインで補うと程よい感じになる。

また、日本料理は基本的に旨味と塩味で構成されていて、足りないのは酸味と甘味。甘味には日本酒、スダチなどの柑橘系を加えると全部の味が揃う。

そこで、白ワインの酸味に置き換えることも可能。本格的な中華料理も完成度が高いが、酸味が欠けるのでお酢でカバー。お酢の代わりに白ワインも合うとの事。

ただ、結果として美味しい事も大切だが、そこに集まった人たちが楽しい時間を過ごす事のほうが重要とも説明してもらった。このくだりは北杜市にあるワイナリー、ドメーヌ・ミエイケノの醸造家池野美映氏も同じことを言っていた。

d SCHOOL「わかりやすいワイン」のまとめ

講座内容は120分間だったが、気がついたらあっという間だった。グラスによって味の感じ方が変わることを体験できたことによって、日常的に飲んでいる甲州ワインと併せてみるグラスの使い方の幅に広がりができた。

お土産には左端のシャルドネグラスをいただく。もらえるものと思っていなかったのでこれは嬉しい誤算。宅飲みでもきちんとしたグラスでより良いワインライフを送りたい。

※2017年3月当時 個人の感想

この記事を書いた人

tiimo

40半ばのヲッサン。
夏は40℃以上、冬は雪と風が舞う盆地での生活をつづります。
地元系グラフィックデザイナー。自称甲州ワインエヴァンジェリスト。
2018年整理収納アドバイザー1級を取得。