ワインツーリズムやまなし®︎ の聖地「フォーハーツカフェ」で楽しんだ山梨ヌーボー
2020年11月中旬。ワインツーリズムやまなし®︎は中止となってしまったけど、同じ時期にしばらく会えていなかったお友だちと久しぶりなご対面ができた。
ワイン好きなご夫婦とあって色々と飲んで楽しんだ。
換気のために入り口ドア全開付近の席だったのでリトル寒かったが、コロナ対策と考えれば平気なもの。
にごり甲州 i -vins 2020 / シャトー酒折
瓶詰めしたての新酒。微発泡していた。
亜硫酸塩を入れていないノンケミカルバージョン。
最終的に熟成した甲州になる過程の初期の段階を瓶詰めした生ワイン。
時期を追って飲むことによって瓶ごとに清澄、次第に果実味がなくなる過程を楽しめる。
年を通じて山梨でしか飲めないにごりワイン。
例えると田舎から都会にでて次第に洗練されていく未成年のようだ。
あいしてる2020 / ドメーヌヒデ
寝ても覚めてもブドウのことを考えてることから名付けられた足踏みで搾りかつ天然酵母をつかった自然派ワイン。
手間のかかる造りかたをしているので1,160本限定。
マスカットベリーA。
MBA特有のキャンディ感はなく、新酒とは思えないほどの熟成感。優しい味わい。
今まで飲んできたこのワイナリーの中で一番おいしく感じた。
エチケットは醸造家本人が描いたイラスト。意外とお上手。
甲府ぐるめ横丁内にあるワインバー 「オアシス」で楽しんだ30年前の甲州たち
翌日。
ワインバー「オアシス」で開かれている毎月恒例のコロナウイルス拡大防止対策を施された新月無尽に参加。
そこでは参加者の一人がとんでもない甲州ワインを持ち寄ってきた。wwwww
通常フレッシュさを楽しむ甲州品種を使ったワインはすぐに飲んでしまうのが定説。
そのため、古酒としてはほとんど見ることはない。
めったにない貴重な体験をさせてもらえた。
甲州 1990 / ルバイヤート
1990年収穫。
酸はかなり高い & 熟成した味。
言われなければ甲州とはわからない。
シェリー酒のよう。
甲州のポテンシャルを感じた一杯だった。
30年前、ちょうど同じ時期にミュージシャンとして福山雅治や槇原敬之がデビューした時期と考えると感銘深い。
もちこんできた方曰く、石和温泉駅近くの酒屋でヒッソリと埋もれていたのをサルベージしたとの事。
※↑ビンテージは別の年のもの
甲州 2012 / シャトージュン
2012年収穫。8年前なので古酒扱いか?
買う時、醸造家に「バクチみたいなもの」と言われて少し心配したが、特に問題はなかった模様。
意外といける!還元臭もなし。
ほのかにヨーグルトの香り。
※↑ビンテージは別の年のもの
【山梨ヌーボー】新酒と古酒なワインを味わう②【1990〜2020】のまとめ
思いがけずに時間をかけないとできない味わいと新鮮さにフォーカスした両方を味わうことができた。
こういう出合いがあるからワインは本当に面白い。
※2020年11月現在 個人の感想
2020年の新酒①に関する記事はこちら↓