今年も新酒の季節がやってきた。
2020年のブドウのシーズンはブドウの実がなる8月~9月の間、連日降り注ぐ雨の影響があったり、コロナ禍を受けたりとダブルパンチ。非常にハードな年と予想できた年だった。※現在進行中
一時期、収穫できるのか? 販売できるのか? と不安しかなかったが、各ワイナリーの強い意志と日々のていねいな作業で新酒を造り上げたことは素晴らしい。
そんな背景の中、2020年は解禁時間に合わせて新酒を飲みに出かけた。
山梨ヌーボーってなに?
「ボジョレー・ヌーボー」という単語をきいた事がある方も多いはず。
「ボジョレー」とはフランスのブルゴーニュ地方にある地名。
「ヌーボー」とはフランス後で新しいという意味。
「ボジョレー・ヌーボー」はボジョレーの地でその年に収穫したぶどうを醸造した新酒ワインのこと。
11月第3木曜日が世界同時解禁日と決まっている。
そのワイン文化にあやかって山梨県内でも今年収穫されたブドウ「甲州」、または赤ワイン品種「マスカット・ベーリーA」を使って醸造された新酒ワインのことを「山梨ヌーボー」と呼ぶ。
山梨ヌーボーの解禁日は毎年11月3日 深夜12:00。
解禁日に飲んだ甲州ヌーボーの数々
ダイヤモンド酒造 白(甲州)の新酒【2020年】
オレンジの香り。微発泡。
だいぶ辛口。ケルナーみたいだ。
甲州とは思えない斜め上の造り。
くらむぼんワイン白(甲州)の新酒【2020年】
なしの香り。後味に果実味。テーブルワインの雄。
微発泡。
この感じだと塩を降った天ぷらと合わせてみたい。
ダイヤモンド酒造 赤の新酒【2020年】
普段飲んでいる同社のMBAよりはるかにキャンディっぽい。
新酒って感じがよくわかる。微発泡。
女子会の最初の一杯向き。
ダイヤモンド酒造では赤の新酒はあまり造っておらず、生産数は200本前後。
山梨ヌーボーのおまけ
東京ワイナリーで造られたのデラウェアの新酒。
デラウェアで作られた新酒は11月3日の解禁日とは関係なしに飲むことができる。
山形産のブドウを使い、一週間ほどの自然発酵をした上で無濾過のロゼワインに仕上がっている。
甘みがあり、スルスルと喉を通る。
2020年山梨ヌーボーのまとめ
上で飲んだ以外にも続々登場している山梨ヌーボー。
勝沼醸造、、ルミエール、メルシャン、グレイス、駒園ヴィンヤードなどなど。
飲んで見たい新酒もいくつかある。
特に今年は日本国内で栽培されたブドウで醸された日本ワインを楽しみたい。
※2020年11月現在 個人の感想
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