しばらく新型コロナウイルス感染症の影響で自粛活動が続いた後の50回目となる今回のイベント。
半年ぶりくらいに参加したので飲んだ日本ワインをレポートしたい。
今回から新型コロナウイルス感染症対策が施された。
ボトルタイプのアルコール消毒液、使い捨て手袋の用意などなど。
今後、このスタイルが定番となっていくだろう。
また、主催者と参加者は顔見知りなので何か合った場合すぐに連絡をとれるようにもなっていた。
日曜日ということもあり、ビル内の他店舗はおやすみ。
そのため、通路がガラガラだったのを利用して、席の間隔も大分確保できていた。
新月無尽ってどんなイベント?
毎月、太陽と月が重なるときに発生する新月。その新月の晩にみんなで持ち寄った日本ワインを飲み比べ & 料理を楽しもうという催し。今回で50回目となる。
費用は参加費3,000円(税込)+ お気に入りの日本ワイン1本だ。
新月無尽についての過去のまとめ記事はこちら
新月無尽 #50で乾杯したビール
日本ワインの集まりなのだが、参加者が宇宙ブルーイング「プレアディス」を持ち込んできたのでとりあえずこちらで乾杯。www
お店の人も一緒に嗜む。0次会かのよう。
ゆるい会なのでこんな事も起こるのが田舎のワイン会のよいところ。
新月無尽#50に登場した日本ワインたち
不思議と今まで同じワインがかぶった事がない。(ヴィンテージ違いはあり)
50回目となる今回のイベント。
2020年7月末で閉店してしまうジビエ料理「ブラッスリー山梨」とのコラボ企画となった。
そのせいか赤ワインも目立っていた。
MdV oasis ブラッククイーン(スパークリング) / アルプス
最初の1杯目。お店から提供されたワイン。
松本平ブラッククイーンを使用した辛口スパークリング。
微発砲、甘味が強いが、さっぱりしているので口の中はさわやか。
トマト料理と合う。
Bianco 2019 / グレープリパブリック
飲みやすくて好きなワインのひとつ。
アルコール度は若干低いが、その分果実味があるように感じた。
茅ヶ岳甲州 2018 / グレイスワイン
綺麗につくった甲州。アフターに皮の渋み。
最近では標高の高い畑で育てられたブドウがよいワインになる印象。
オーディネール ソービニヨンブラン 2019 / 小布施ワイナリー
長野のワイナリー。日本ワイン映画「ウスケボーイズ」に登場するワイナリーだ。
酸が高い。
今まで飲んできたSBのイメージをくつがえす印象。
青リンゴというより桃や蜂蜜。
ピノ・ノワールブラン 2017/ スズラン酒造工業
山梨・笛吹市一宮町北野呂の自社畑で栽培したピノを無圧で搾り発酵。
真っ赤なピノノワールを白製法で造ったワイン。
ヨーグルトの香り。
シャルドネみたいなピノという印象。
ウイスキーのような熟成された風味。
LEGARE 2019 / カンティーナヒロ
非売品なワイン。
LEGAREとはイタリア語で「繋ぐ」や「結ぶ」という意味。
宮本農園のブドウを手積み、天然酵母を使用、無補糖・無穂酸なナチュラルワイン。
エチケットは県内で活躍するイラストレーター「 arisa」によるもの。
Felicissimo Vino Rosso / カンティーナヒロ
ブドウの糖度を22度まで棚で完熟させたミディアムボディなワイン。
Felicissimoはイタリア語で「最高に幸せ」という意味
マスカットベーリーA 2019 フルール・ドゥ・スリズィエ / ドメーヌ テンゲンジ
地元民でもあまり知られていない北杜市にあるマイクロワイナリー。
上ノ山地区のブドウを使用。
ロゼみたい。辛口。
呑門来福 / くらむぼんワイン
日本ワインと小皿料理「オアシス」オリジナルワイン。
アッサンブラージュする熟成前の樽をひとつ選びだし、単一で瓶詰め。
後味が軽くてデイリー向けなワイン。
40本限定。天然酵母。
マイスターセレクション キュヴェ ピノ・ノワール 2017 / 朝日町ワイン
山形産ピノ・ノワール使用。
発酵前に低温で一定期間醸し、フランス産ワイン樽で11ヶ月熟成後、非加熱で瓶詰めしたとっても手間がかかっているワイン。
限定醸造680本。
スムース。
アラサーっぽいピノと書いたら伝わるだろうか。
松本平ブラッククイーン 2018 / アルプス
最初の1本目と同じブドウを使った赤製法で作られたワイン。
甘味が強い。鹿肉とペアリング。
新月無尽#50に登場した日本ワインたちに合わせた食べ物
日本ワインと合わせて食べるいろいろな食材のワンプレート
泡、白、ロゼ、赤になんとなく合うようなメニューが色とりどり。
一口ピザ
オーブンで焼いた自家製。
具材はネギとベーコン。
富士山付近産のスペアリブ薫製
最初は切り取られた部分を食べる。
あとで骨についた肉をはじめ人間ギャートルズのようにガシガシかじりとる。
鹿肉の旨さをしゃぶり尽くせる一品だ。
鹿肉のボロネーゼ
初めて食べる鹿肉としても最適なメニュー。
臭みが全くないのが最大の特徴で、クセもないので、するする胃の中に入る。
新月無尽#50で日本ワインのおいしさと楽しさを再実感のまとめ
白と赤の比率は半々。山梨産とそれ以外の県の比率も半々。
コロナ後初の小さな規模のワイン会とあって申し合わせたかのようなラインナップ。
ぼっちで飲んでいる人、メモをとりながら飲んでいる人、ワイン仲間と思われるグループで飲み食いするグループ、飲み方はさまざまだった。
久しぶりな光景をみて、いろんな楽しみ方があるんだなと再認識した会であった。
※2020年6月現在 個人の感想