ドメーヌ・オヤマダづくしのワイン会に参加した。
日本ワインの中でも価格とおいしさのバランスが抜群によくて、リリースされると瞬殺か、地元でも朝6時から販売店に並ばないと買えないワインたち。
そんな状況の中、ワイン仲間のひとりがひっそりとコレクションをしていた模様。
そんな苦労して手に入れたワインのおこぼれにあずかったので、その様子をレポートしたい。
ドメーヌ・オヤマダってどんなワイナリー?
農業人口の減少・若者の農業離れが加速する中、2014年に設立された「ペイザナ農業組合法人 中原ワイナリー」内にあるワイナリー。
ワイン造りの特徴は無施肥、合成農薬不使用、不耕起、草生栽培の自然のあるがままを目指している。
同法人には「ドメーヌ・ポンコツ」、「ドメーヌ・パパプル」など若者が立ち上げたドメーヌがある。
ちなみにペイザナとはフランス語で「農民」という意味だ。
今までのドメーヌ・オヤマダのワイナリーの記事はこちら↓
今までドメーヌオヤマダのワインの記事はこちら↓
ドメーヌ・オヤマダ会の概要
日 時:2023年5月5日(金・祝) 17:00〜
場 所:甲府・ルッカ
参加者:10人
参加費:6,000円(税込)
ドメーヌ・オヤマダを飲む会で登場したワインたち
※味わい・表は個人の感想 ※一部テクニカルノートより抜粋
祝(旧漢字である示偏)2019
最初をつかさどるのは泡。
デラウェア70%、甲州、プチマンサン30%を瓶内2次発酵させたワイン。
最初は酸が高くて暴れていたが、時間が経つとおだやかに。
BOW! 白 2018 / 2020 / 2021
気軽に楽しめるテーブルワイン、BOW! ドメーヌオヤマダといえばこのワインというくらい名を馳せた。
デラウェア主体、 プチマンサン、ルーサンヌ、 シュナンブラン他少量。
自然酵母 ステンレスタンク発酵 一部古樽発酵。
こうして飲み比べをしてみると、色、味わい、香りがそれぞれ違っていて同じものは造れないと実感。
左から2018 /2020 2021と色もだんだんと薄くなっている。
2018 甘さ控えめのネクターのよう
2020 リンゴな感じ
2021 パイナップな香り 微発泡あり フレッシュ
洗馬 白2019
ドメーヌ・オヤマダのフラッグシップワイン。
ソーヴィニヨンブラン、プチマンサン、シャル ドネ、アルバリーニョ、 シュナンブラン、ロモランタン、その他をブレンド。
色はゴールドでライチの香り。八角、こんぶ茶の印象。
BOW! に比べるとドライ。
万力 2019
オレンジっぽいけど、本人いわく甲州のロゼワインだそうで。
甲州70% プチマンサン、シュナンブラン30%。
濃いイエロー、ベルガモット、あんず、金木犀の香りなニュアンス。
BOW! 赤 2017 / 2020
カベルネ・フラン, マスカット・ベーリーA主体 ムールヴェードル、タナ少量
自然酵母、ステンレスタンク発酵、プレス後樽発酵。
2017 ちょい微発泡 チェリー、苺
2020 明るいルビー、だいぶ軽いが、ちょい埃な感じ
日向2018 / 2019
シラー、ムールヴェードル、タナ その他少量
2018 ちょい豆っぽかった。
2019 2018より軽い、MBAっぽい、埃感強い、スパイシー。
ここから記憶が途切れ途切れで2019は撮り忘れ…。
洗馬 赤 2018
カベルネ・フラン その他
カシス、いちじく、小枝、ライム
軽めのタンニン、ドライな果実味でちょうどよい熟成感。
今年も飲めてhappy!
ドメーヌ・オヤマダのワインと合わせたメニュー
ポテトサラダ
新玉ねぎとサーモンのカルパッチョ
オードブル
テリーヌ / エビとインゲン豆のキッシュ / 人参のラペとクリームチーズ / 豚肉
豚肉とキノコとホワイトソースのソテー
春キャベツとアサリのパスタ
ちょいピリ辛パスタ。
きな粉と黒蜜のバニラアイス
信玄餅風なアイス。
お酒を飲んだ後の甘くて冷たいメニューは正義。
ドメーヌ・オヤマダを飲む会を開いた会場
場所はルッカ。
甲府駅より徒歩20分。少し遠いが、歩けない距離でもない。
到着していたときには準備万端だった。
ドメーヌ・オヤマダを飲む会のまとめ
一つひとつが入手困難なワインの総集編。
全体的には軽め、酸も高くて海外のワインと比べると飲み疲れない感じだった。
中にはジュース? みたいなものも。
醸造家の目指す世界がなんとなく理解できた気がしたワイン会だった。
ドメーヌ・オヤマダを飲む会のおまけ
ウエルカムドリンクと中休みとして、小山田氏の栽培したブドウを使ったビールを発泡したものとしてないバージョン2種類も楽しんだ。
樽熟成自然酵母ビール。ラベル下部も微妙に違う。
先に飲んだものはヴァイツェンビール風味、後に飲んだ方がワインよりなテイストだった。
甲州微行 NO BUBBLE
2023年5月現在 個人の感想